（CG6：思いを込めて）

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シンプルな白いスポンジケーキの上に苺がのっている。少し慣れてない感じのデコレーションも愛おしい。
「すまない…見た目は良くないかな。初めて作ってみたけど…どうもケーキ作りの才能はないみたいで」
塔矢はちょっと不安そうな目でオレを見てる。

バーカ。おまえがオレのことを思って作ってくれたんだろ。この世にこれ以上のケーキなんかねーよ。
オレは何度も首を横に振った。