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(CG3:明日を待つ)

とろけた目でアキラを見て、ヒカルはその続きをねだった。
もう以前の恋を知らない自分には戻れない。
「そうだね…今日は前祝いだから」
名残惜しそうに指でヒカルの唇を撫でながら、アキラはそう言った。
「ちょっと早いけど、誕生日プレゼントの続きは…明日の楽しみにしよう」
​ヒカルの足はもうその先を予感し、興奮して軽く震えた。
「キミへのサプライズプレゼントはもう用意できた。これくらいで済まない覚悟も、しておいて」

アキラはそう言い残して、流れ星のように帰ってしまった。
ヒカルは恋しくなって夜空を見上げた。今日は珍しく星がよく見える。
明日の夜も、こんなに綺麗だといいのにな。

END

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